日本政府ODAアフリカプロジェクト参画。

本件協力の実施により,ギニアビサウにおける漁村振興を通じた貧困削減に寄与することが期待されます。

ギニアビサウでは,1998年から1999年にかけての内戦によって,インフラが壊滅的に破壊された後,経済復興が進んでおらず,世界の最貧国の一つとなっています。同国では,農業と水産業が経済の基盤であり,貧困削減戦略文書において,漁業分野を重要産業と位置付け,その具体化策として,零細漁業再興計画を採択しました。

本件協力を通じて,同国南部地域の水産拠点であるトンバリ州カシーン村において,効率的な漁業と水産物の品質向上,鮮魚流通の促進を図るとともに,漁村民の生活環境を改善するため,給排水設備のある荷捌き施設,製氷機,船着き場等を備えた水産施設の整備に必要な資金を供与することとしました。

我が国は,2008年5月に開催された第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において,アフリカにおける貧困の削減と平和の定着を支援していくことを表明しており,本件協力は,これを具体化するものです。
 

プロジェクト位置図↓ 

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/gaiyou/odaproject/africa/guinea_b/pdfs/100609_1_01.pdf